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無罪判決だけど、産科医療界に与えた被害は甚大 
2008.08.22 Fri 10:57
今から北京五輪野球の準決勝ですね。
敵は強敵・韓国ですが、全力で応援しますってばよ。
もし負けたら星野監督を叩きまくるエントリーを計画中。


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「わが国の刑事裁判史上かつてない」医療界挙げて被告の医師支援…福島県立大野病院帝王切開死判決(読売新聞)

 帝王切開手術で女性(当時29歳)を失血死させたなどとして、
業務上過失致死罪などに問われた加藤克彦医師(40)に20日、
無罪を言い渡した福島地裁判決
──今回の公判では、産科の臨床医の権威が
弁護側証人として出廷するなど、
医療界挙げて被告を支援する形になった。

 背景には、1999年に東京都内の病院で起きた
点滴ミス隠し事件などを契機に広がった医療不信の中で、
難症例を扱った医師が逮捕され、
深刻な医師不足を招いている現状への危機感がある。

 06年2月に加藤克彦医師が逮捕された。
その直後から日本産科婦人科学会など
100近い団体が抗議声明を出したのは、
「わが国の刑事裁判史上かつてない」(弁護側)状況だった。

 事件で問われたのは、女性の胎盤に対する処置。
女性は胎盤が通常より低い位置にある「前置胎盤」で、
産道につながる子宮口を完全に覆っていた。
さらに「癒着胎盤」を起こし、胎盤を無理にはがすと大量出血する恐れがあった。
癒着胎盤の処置を巡り、
公判では「子宮摘出に移るべきだった」とする検察側と、
「最後まではがすのが標準的な医療」とする弁護側が激しい応酬を繰り広げた。

 弁護側は、周産期医療の権威とされる
池ノ上克(つよむ)・宮崎大医学部長と
岡村州博(くにひろ)・東北大教授を証人に呼んだ。
2人は「被告の処置に間違いはない」と述べた。

 これに対し、検察側の立証は押され気味となった。
検察側証人の田中憲一・新潟大教授は「はがすのが難しくなった時点で、
直ちに子宮摘出に移るべき」と証言したものの、
どの時点で子宮摘出を決断するかについては、
「そこは医師の判断」と断言を避けた。
(一部省略)

----------引用ここまで----------

ドラマやサスペンスを初めとして、
何かと悪者にされやすい医者というジョブ。
社会的地位の高い、お金持ちな仕事だからか。
何故だか分かりませんが、地位の高い人間が不幸になると
なんとなく幸せな気持ちになるのは、卑しい庶民の性分なのでしょうか。
しかし現実には人の命を救うという尊い尊い職業なんですがね。

何とかして患者を救おうとしたけど、
残念なことに死なせてしまった善意の医者を、
逃亡及び証拠隠滅の恐れの無いことを分かっていながら
大量のマスコミの囲う中、劇場型逮捕までやった今回の事件。
極めて稀な症例だったわけで、無罪判決は当然。
しかしながらこの逮捕劇が産科医療界に与えた影響は甚大で
全国的に産婦人科の医師不足を招き、
事件の起きた福島県では県内6つの公立病院全てから
産婦人科が消え去るという事態まで起こりました。
ちなみに逮捕した富岡署は福島県警本部長賞を受賞。
起訴した検察官は後に神奈川検察庁長に大栄転。
あれだけ全国的に放送され、詳細を知らない国民が賞賛すれば当然か。
っま、無実でしたけどね!


>業務上過失致死罪などに問われた

毎年病院では治療の甲斐なく何十万人と言う人が亡くなってんだけど、
お医者様の「過失」って一体何を基準に選んでるのかしら。
命を扱う仕事なんだから、結果責任だけ問う事態になると
日本から医者がいなくなるね。ハードルを上げるしかないのかな。


>100近い団体が抗議声明を出したのは、
>「わが国の刑事裁判史上かつてない」(弁護側)状況

「こんなんで逮捕されたら医者なんてやってらんない!」
っていう悲痛な叫びにも聞こえてきます。
事実、日本国内で産科医は激減。
私の故郷、長崎県でも産婦人科は続々廃業。
最北の産婦人科は佐世保市になり、
佐世保以北30万人の方々は産婦人科に見放されている状況です。
迷惑ったらありゃぁしない。


>公判では「子宮摘出に移るべきだった」とする検察側と、
>「最後まではがすのが標準的な医療」とする弁護側

> 弁護側は、周産期医療の権威とされる
>池ノ上克(つよむ)・宮崎大医学部長と
>岡村州博(くにひろ)・東北大教授を証人に呼んだ。
>2人は「被告の処置に間違いはない」と述べた。

ここまではっきりと主張のレベルに差があるのも珍しい。
検察側の主張はド素人の脳内妄想だったんかね。
いったい何を基準にして「有罪にできる」と踏んで逮捕・起訴したんだろう。


検察側は控訴すんのかなぁ。
その前に、ちょっと自分達が日本医療界に与えた影響と言うものを
考えていただきたいものです。


☆関連エントリ
現在進行形の医療崩壊(2008.02.01)


☆関連ウィキペディア
福島県立大野病院産科医逮捕事件
タイトルが「逮捕事件」ってなってるけど、逮捕したことが事件なんだなw
なるほど納得わかりやすい。


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コメント
 
>公判では「子宮摘出に移るべきだった」とする検察側と、~

逆に癒着胎盤で子宮全摘で大量出血で死亡した例もあるようですね。

<医療行為に関連した死亡の調査分析モデル事業>
http://www.med-model.jp
に評価結果がのっています。
> 既往歴に2回帝王切開手術を受けた主婦。今回妊娠早期より前置胎盤と前の帝王切開創への癒着胎盤と診断され、自己血の貯血と輸血を準備し帝王切開を予定していた。予定した帝王切開まで子宮収縮抑制薬を点滴投与していたにも拘わらず妊娠33週に性器出血が増量し、さらに破水し、陣痛が発来したため緊急帝王切開をした。手術は帝王切開に引き続き胎盤を剥離することなく直ちに子宮全摘術を行ったが、摘出直後に予期せぬ心拍停止が発生し、急激な予測不能な大量出血により母体死亡を来たした。最終出血量は 9053mlに及んだ。  ~以下略

結局、治療はケースバイケース、これが正解という治療法はないんでしょうね。

URL | みゅ~ #mQop/nM.
2008/08/22 12:53 [ 編集 ]
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