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怒りは思考を狂わせる 
2008.02.06 Wed 10:44
人は怒りに我を忘れると、
正確な思考力が失われてしまうようだ。


母方の祖父母が経営する婦人服店で昼食をとっていたときの話だ。
何やら道路を挟んで向こう側が騒がしい。
そこは近所の小さなラーメン店の駐車場だ。
一人の初老の男が車のクラクションを鳴らしまくり、
ギャーギャー騒いでいる。迷惑この上ない。


正義感みなぎる勇気ある若者なら
この迷惑親父を一喝して黙らせることが出来るのだろうが、
残念ながら私はミジンコ並みの心臓しか持ち合わせておらず、
正義感あふれる行動などとれるはずが無い。
しかし、次第に祖父母の店の従業員の視線が痛くなってきた。
「シャケ弁なんか食ってないで、さっさと注意に行って黙らせて来いよ。」
無言の視線がこうささやく。
食べ終わる頃には静かになってくださいお願いしますお願いします。


私の願いもむなしく、男はまだ騒いでいる。
意を決した私はお茶を飲み、
緊張してカラカラになった喉を潤し、特攻をしかけた。
「すいませ?ん。何かお困りごとですか?」
とりあえず下手に出てみた。なんて卑屈な私。
後ろから声をかけられた親父は高速で私のほうを振り向いて、
駐車場の車を一瞥し、また私を見て興奮し顔を紅潮させ
「ふーっ、ふーっ。」と言っている。やばい殺される。
私が息を飲んで親父の前でモジモジしていると、
ようやく親父が口を開いた。「このののの車ががががぁ。」落ち着け親父。


迷惑親父の説明は10分近くに及んだ。
今日の天気とかまったく関係のない話を排除して簡潔に説明すると、
親父はこの駐車場を管理するラーメン屋の店主らしく、
いま現在 車で来ている客がいないにもかかわらず、
駐車場に勝手に車を停められていたため、怒り心頭だったそうだ。
しかも自分の車の真ん前に停められているため、
出るに出られなくなっているらしい。
それはたしかに頭に来るが、ギャーギャー騒ぐ理由にはならない。


話が終わった頃、迷惑親父は大分落ち着いてきた。
当初の目的は達成したので祖父母の店に戻ろうとしたところ
親父が何かをひらめいてこう叫んだ。
「兄ちゃんの友達呼んでこの車どかしてよ!若いんだからできるやろ!?」
やばい巻き込まれた。頼りにされ始めている。
「そんなバカみたいなことやるくらいならレッカー呼べよ!」
なんて言えるはずが無く、
「今日は平日の昼間なんでぇ・・・」
っとやんわり親父の提案の拒否してたら警察がやってきた。
親父がギャーギャー騒いでいたから通報されたんだな。


警察がやってきたとたん、親父の思考から私は消え去ったらしく、
今度は警察官を頼り始めた。私にしたことと同じ説明をし、
「この車をどかしてくれ!」と叫んでいる。必死すぎ。
警察官は親父をなだめつつ、どこかに電話をかけ、
無断駐車されている車のナンバーを伝えた。
誰の車かすぐに分かるらしい。さすが警察だ。
5分ほど待つと、車の持ち主が分かったらしく、
「この車の持ち主は○○さんって言いますけど、知ってますか?」
と親父に聞いていた。はっとした表情で親父は言った。


「これ弟です。」



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